「中国封じ込め」は自信不足の表れ

「中国封じ込め」は自信不足の表れ。 米日両国はアジア安全保障会議で調子を合わせ、対中世論「集中攻撃」を盛り上げた。日本メディアの報道によると、近く開催されるG7首脳会議は声明で中国の海洋活動を「名指し」で批判する(本当にそうなのか、われわれは見守っている)…

タグ: 中国封じ込め 自信不足

発信時間: 2014-06-07 09:31:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米日両国はアジア安全保障会議で調子を合わせ、対中世論「集中攻撃」を盛り上げた。日本メディアの報道によると、近く開催されるG7首脳会議は声明で中国の海洋活動を「名指し」で批判する(本当にそうなのか、われわれは見守っている)。これを受けて、中国「封じ込め」の大戦略がすでに始まったと見るメディアもある。(文:華益文・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載) 

「封じ込め」はつまり抑止することだ。現在の米日の対中政策が本質的に「抑止」と総括できるのか否かは論争のある問題であり、少なくとも米日政府は否定している。だが「封じ込め」であれ、「抑止」であれ、あるいは別のどんな表現であれ、米日の対中政策と中国に関する言動に含まれる対中防備、牽制、さらには抑止の成分は明らかだ。 

安倍氏は就任以来、様々な機会を借りては釣魚島(日本名・尖閣諸島)、南中国海、軍事など少なからぬ問題で「中国の脅威」を誇張し、日本メディアの表現を借りるなら対中「包囲網」の構築に力の限りを尽くし、中国封じ込めの外交を展開している。米国は対外戦略の重点をアジアに転換した後、釣魚島に対する日本の「施政権」を公に支持しているうえ、大統領が前面に出て米日安保条約の釣魚島への適用を数回重ねて表明し、米日同盟を利用して中国を脅し、阻んでいる。米国は南中国海問題でもたびたび発言し、特定の側につくのではないが、実際には特定の側につく以上の小細工を多く弄し、ベトナムとフィリピンの後ろ盾となり、紛糾を引き起こした側として中国を描いている。 

表象を透過して本質を見ると、米日が中国に対して不遜な物言いをし、合同で封じ込める根本的原因は2つある。第1に、対中戦略の焦慮。ここ何年かの台頭によって高まり続けている中国の総合国力と国際的影響力に、米日はいささか適応できずにいる。第2に、各自の戦略上の計算。米国は中国を自らの覇権維持に対する最大の潜在的脅威と見なすことで、自らの戦略調整さらには国防予算の増減と配分に効果的な理由を見いだすことができる。安倍氏は中国を日本がかつての「輝かしい」夢を取り戻すうえでの最大の「邪魔者」と見なし、改憲と軍事力強化の口実にしてもいる。

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