歴史を見ると、大国は台頭時には封じ込めに遭うのが常だ。現在中国は強大化しており、「封じ込め」の対象となるのも「理にかなっている」ようだ。中国が「封じ込め」の対象となるのは、もちろん初めてではない。新中国成立時、西側諸国は中国に対して厳しい封鎖を敷いた。だが中国は崩壊せず、反対に厳重な包囲を突破して、国内発展と国際関係の新天地を切り開いた。現在中国の置かれた国際環境は依然として複雑で変化に富む。だが今回の「封鎖」は昔とは状況が全く異なる。中国と世界の結びつきはすでに非常に緊密であり、米日との関係において「封じ込め」と「反封じ込め」が主導的地位を占めているわけではない。今日の米日両国は次々に生じる国際問題に追い込まれ、自国の経済成長も力を欠いており、中国を「封じ込める」のも恐らく意思はあっても力が伴わない。外部の力をさらに借りる?他国を仲間に引き入れようとしてもいいが、アジア諸国が集団で取り込まれることはあり得ない。G7も同様だ。多くの国々はまだ、中国の急成長に相乗りすることを望んでいる。事実上、米日内部でさえも、中国「封じ込め」に対しては意見が完全には一致していない。
より重要なことに、中国が代表しているのは上昇する力と国際社会におけるプラスのエネルギーであり、中国の台頭は過去の大国の強者の、血腥い台頭とは異なり、平和的発展の道という中国の選択は真摯なものであり、米日など少数の国々に一時的に誹謗されても、時間が経てば真相を正しく理解されるのであり、中国は平和的発展に対して戦略面の自信と不動の力があり、一時、一事または某かの者や国の発言によって影響を受けることはない。また、米日の対中「封じ込め」は力と地位の相対的下降後の焦慮の反映といった方がよく、表面的には対中国際世論を煽動し、目を引きつけ、優勢に立つことができるが、本質的には自らの力と影響力に対する自信のなさの反映だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月4日