中国のインターネット掲示板に、日本初の国産ステルス戦闘機と思われる航空機が写った写真が登場した。情報が確かであれば、これは日本が長期にわたって開発している三菱重工の先進技術実証機-X(ATD-X)である可能性が高い。
日本は同戦闘機の大量生産を計画しておらず、ステルス戦闘機の役割をはっきりさせることを目的としている。この点から言うと、同機は米国のX-47B無人戦闘機のようなものである。X-47Bもハイテク実証機であり、就役せずに今後の軍事設計に役立てられている。ATD-Xとそれを原型としたその他の戦闘機は有人機で、他のステルス機を探知する先進レーダーを搭載すると推測されている。
ATD-Xをもとに開発された戦闘機であれば、同機は2030年代に部隊に配備され、日本の現在のF-2戦闘機や購入の可能性があるF-35ステルス戦闘機の代わりになるとみられる。米国はレーダー発見がほぼ不可能な航空機の開発で世界トップを行っているが、ステルス技術を米国が独占し続けることはない。日本が最も関心を寄せていることは、中国とロシアがステルス戦闘機を研究・開発していることである。
今回出回った写真が本当に先進技術実証機-Xであれば、憲法の制約を省みずに強大な軍隊を築き上げるという日本の行動と一致している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月20日