日本社会はいかに「盧溝橋事件」を見ているか②右翼勢力:「陰謀」を主張

日本社会はいかに「盧溝橋事件」を見ているか②右翼勢力:「陰謀」を主張。

タグ: 盧溝橋事件 抗日戦争 77周年

発信時間: 2014-07-08 14:10:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の右翼勢力はこれに対し、歴史の改ざんをはばかることなく進めている。こうした勢力は、「大東亜戦争史観」を文脈として各種の陰謀論を構築・拡散し、盧溝橋事件と中日戦争の全面的勃発の責任を中国に着せようとしている。

日本の殖民や侵略、暴行を歪曲し美化しようとする歴史観は、靖国神社の遊就館の展示に象徴されている。

遊就館の館内では、50分の記録映画「私たちは忘れない」が繰り返し放送されている。人々の情緒をあおるナチス式とも言えるこの映画は、盧溝橋事件を次のように描写する。1937年7月7日、中国軍が最初の銃弾を打った。日本は開戦を望んではいなかったが、中国は日本側の平和への願いを拒否した。その後、中国国内では日本に対するテロ活動が続き、在留邦人の虐殺事件が各地で発生した。

この映画にはさらに、盧溝橋事件の背後には「コミンテルンと共産党の陰謀があった」という荒唐無稽な話まで付け加えられている。

「戦火拡大の原因が在留邦人の虐殺にあった」とする説は近年、影響力のある日本の右翼分子にしばしば利用されている。右翼論壇で活発に活動する渡部升一氏や櫻井良子氏らが編集した「最新日本史」は、蘆溝橋事件後の戦火拡大の責任は北京や上海で起こった邦人襲撃事件にあるとし、日本政府は武力を使った邦人保護を迫られ、戦火の不拡大という方針を放棄したと主張してる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月8日

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