「第4の戦場」で日米連携、中国を牽制
日本メディアの報道によると、日本側はすでに、宇宙監視部隊創設の方針を米政府に伝えた。
日米関係をよく知る消息筋によると、宇宙監視部隊の創設後、日本は、取得した情報を米国と共有し、「第4の戦場」と呼ばれる宇宙分野で米国との協力を強化する計画だ。
共同通信社によると、日本の今回の動きには、軍事・非軍事両分野の宇宙開発で米露を猛追する中国を牽制する狙いがある。
消息筋によると、日本と米国は2007年から宇宙ゴミへの関心を高めている。現在、宇宙ゴミ3000個が漂っており、偵察衛星や通信衛星に衝突するリスクがあり、世界の安全に脅威を与えている。
日米両政府は今年5月、「宇宙包括対話」をワシントンで開き、人工衛星を利用した海洋監視や宇宙ゴミの監視で連携を強化し、JAXAの宇宙ごみに関する情報を米戦略司令部に提供することで合意した。
共同通信社によると、米軍側は当初、弾道ミサイルを防御する航空自衛隊の地上レーダーシステム「FPS5」の活用を要求していた。だが防衛省は、FPS5を宇宙監視に使用すると日本の弾道ミサイル防御に影響すると判断し、別の方法を模索していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月4日