中国で業務を行なう多くの日本企業は取材に対し、中日関係は会社の中国事業に影響し、主に中国での売り上げ減少につながっていると示した。
三菱電機(中国)有限会社加工機部門の郭澄若副課長は、「三菱が中国市場に進出した時期は米国の同業より遅く、中国での販売ルート開拓を難しくした。さらに、2013年以降、中日関係の影響により会社の業績は下がっている。14年はやや好転するだろう」と話した。
指月狮子起(上海)貿易有限会社の根本佳春社長は、販売ルートの開拓が困難であるほか、中国本土の製品の日本企業との差は縮まっており、今後競争が激化する可能性があるとの見方を示した。
中日の経済貿易関係の見通しははっきりしていないが、日本企業は今も中国市場の戦略的価値を重視している。
郭澄若氏は、「現在の中国での販売状況はあまりよくないが、中国の市場は大きく、あきらめてはいけない。企業はなんとかして価格を抑え、製品の競争力を高める」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月17日