日本を観察する中国、虫眼鏡を使うべき

日本を観察する中国、虫眼鏡を使うべき。 中国は日本を観察する場合に、遠くから見るのではなく、近くから見ることを重視するべきだ。これは中国を観察する日本とは正反対だ…

タグ: 観察 歴史 学術 研究

発信時間: 2014-08-19 15:53:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本は紛れもなく、中国人、さらには全世界にとってとらえ難く、理解に苦しむ国である。  

69年前の8月15日、天皇裕仁は「停戦詔書」を放送し、日本の無条件降伏を宣言した。しかし詔書の全文には、「降伏」の言葉が出てこなかった。全世界がこの日を日本の「投降日」、「敗戦日」としているが、日本はこの日を「終戦日」と称している。日本は心の奥底では、自国の敗戦の現実を認めていない。  日本の頭の中には、さらに多くの常軌を逸した理論がある。  

侵略を「進入」、「進軍」、南京大虐殺を「事件」、敗戦を「戦争終結」と称し、A級戦犯を「忠魂」、「英霊」として靖国神社に祀る。日本の政治家の、A級戦犯が祀られている靖国神社の参拝は、「平和のための参拝」と説明される。日本は道徳・理性・感情的な要素を取り除き、落ち着いて侵略の歴史を語ることができる。日本が口にする侵略の歴史には是非・善悪の観念がないが、罪に関する些末事や数値にこだわり、自国の侵略行為の言い訳に躍起になる。一部の日本の政治家は、歴史問題は歴史の学術的な問題に過ぎないとし、中国が歴史問題を政治化していると逆に非難している。  

このような理論は、日本が人類の道徳に背いたことは、やり過ぎではなかったと説明している。それゆえ中国社会は日本に対して憤っており、国際社会の多くの国も日本に対して極度の不信感を抱いている。日本がどのような態度を示そうが、日本の置かれている地理的位置は変わらない。中国との距離は近くも遠くもなく、広くも狭くもない海峡を隔てている。中国は恥辱の歴史を忘れられないが、憤りにより自らの目と判断力を鈍らせることはできない。彼を知り己を知れば百戦殆うからずで、中国は虫眼鏡を使い、日本を近くから見る必要がある。  

日本という国に対する大まかな分析と研究は、中国のメディアと学術界によってなされているが、日本という国の詳細な点が注目されることは少ない。日本の小学生が道路を横断するオンライン動画で、中国のネットユーザーが衝撃を受けたが、これは象徴的な出来事だ。日本の小学生は道路横断後、道を譲ってくれた車にお辞儀をして感謝を示す。これは日本社会ではありふれたことだが、中国のネットユーザーの間で反響を呼んだのは、日本社会の詳細な点に対する理解が不足しているからだ。当然ながら、中国社会の状況とは対照的であることにもよる。

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