中日の競争が再び勃発した。これは多くの利益を生むインド高速鉄道の争奪戦だ。日本はムンバイ―アーメダバード間の新幹線システムのリサーチを進めており、中国は老朽化の進む低効率の鉄道インフラの整備、さらには新たな駅の建設に援助し、インド側の反応を伺っている。タイムズ・オブ・インディア(電子版)が伝えた。
日本の新幹線の強みは高品質と高い安全基準で、中国の高速鉄道の強みは低価格だ。日本はムンバイ―アーメダバード間の新幹線システムのリサーチを進めており、その結果はモディ首相の今週末の訪日前にインドに知らされる。安倍晋三首相は、インドに日本の新幹線を強くPRすると見られる。高速鉄道の総延長で世界一の中国も、インドへの高速鉄道PRを急いでおり、その価格は日本を大きく下回る。
進捗状況に詳しい高官は、「日本の新幹線は優れた安全記録を持つため、やや有利だ。中国は少なくとも、1件の重大な安全事故を起こしている。しかし新幹線のコストは受け入れがたいほど高額だ。新幹線は約半世紀に渡り安全事故を起こしていないが、日本の海外輸出は大きな成功を手にしていない」と語った。
しかしこの高官は、「日本の新機構・国際高速鉄道協会は10月に、インドに強く働きかける予定だ。同協会には、日本のすべての新幹線製造メーカーが含まれる。日本は海外企業の直接投資を含む、より条件の良い金融協定により魅力を高める」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月28日