日本は中国の「高圧的な姿勢」を批判し、中国の東中国海における「危険行為」が、アジア太平洋に「不測の事態」をもたらすと称した。日本はウクライナ危機を巡り、ロシアに「強い懸念」を示し、アジアと世界各地に影響が及び、「世界的な問題」になると称した。日本は朝鮮を「日本の安全にとって最大の、最も差し迫った脅威」とし、日本、地域全体、国際社会の「不安定要因が深刻化」していると称した。日本はさらに、独島(日本名・竹島)周辺の空域を日本の所有権の範囲に収めた。日本の理論に従うと、憲法の制限を突破し軍事力を発展させることは、「やむを得ないこと」になる。これは荒唐無稽な言い分だ。
近代史において、日本軍はさまざまな口実により問題を作り、これを拡大させた。これは歴史に記録されていることだ。日本の現在の軍事力は「理想ある」安倍首相に率いられ、「後戻りできぬ道」に足を踏み入れたように見える。世界の人々は、ナショナリズムと歴史修正主義のカラーが強い当局者に導かれ、日本が同じ轍を踏み再び戦争を起こすことを懸念する、十分な理由を持っている。日本がいわゆる「正常な国」になりたければ、これまでよりも明確に歴史を反省し、アジアの隣国の懸念を払拭しなければならない。歴史と現実は、いわゆる周辺の脅威という口実で軍事力を発展させても世界の人々を欺くことはできず、日本の当局者の野心を露呈し、自身の破滅を招くことを証明している。