中日関係、11月の雪解けは困難 実質的首脳会談なし

中日関係、11月の雪解けは困難 実質的首脳会談なし。 中日の対立の表面化と悪化に伴い、11月に北京で開催されるAPEC首脳会議で、中日の外交関係に雪解けが訪れるかが憶測を呼んでいる。習氏と安倍氏が、正式に会談を行うことはあるだろうか…

タグ: 中日関係 軍国主義 内閣改革

発信時間: 2014-09-09 14:11:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

債務危機が、9月を迎えた日本に迫っている。筆者は上海で、今年最良の季節の始まりを楽しんでいる(中国東部の住民は、これに異論はないはずだ)。当然ながら、これは東京にとっても最良の季節である。しかし代々木公園はデング熱によって閉鎖され、美しい風景を楽しめる可能性が低下している。フォーブス誌(電子版)が伝えた。

上海滞在中、ニュースは中国共産党中央委員会総書記の習近平氏が開いた、政治局会議について報じていた。習氏は、中国の軍事現代化は、「革新的」な発展が必要だと強調した。習氏は9月3日、抗日戦争勝利を記念した。

抗戦から69年が過ぎた今になり、中国が記念日の設立を決定したことには、疑問を禁じ得ないだろう。中国の行動の多くは、長期的な視野に基づくものだ。これは日本の侵略に対する鮮明な記憶、反日ムードの温度の維持を目的としている可能性がある(新たに制定された12月13日の南京大虐殺記念日の方が、これを目的としている可能性が高い)。

勝利日制定の目的は、日本の「無条件降伏」の条件の確保だ。日本はポツダム宣言、カイロ宣言の条項を受け入れた。この重大な歴史は、中国の今日の最も重要な領土の主張、政治的議題の事実・法律・道徳の基礎となっている。これは釣魚島(日本名・尖閣諸島)の係争の他に、南中国海の係争とも関連している。

中国は安倍首相が日本の戦争の歴史、敗戦・降伏の条件、つまり歴史の日本軍国主義に対する「判決」を粉飾し、その是非を混同し、書き換えようとしていると判断している。中国はこれを常に警戒している。

中日の対立の表面化と悪化に伴い、11月に北京で開催されるAPEC首脳会議で、中日の外交関係に雪解けが訪れるかが憶測を呼んでいる。習氏と安倍氏が、正式に会談を行うことはあるだろうか?

筆者はこの問題について、元外交官にしてブロガーの天木直人氏の観点に同意する。天木氏は、習氏がAPEC主催国として、安倍氏に外交儀礼を満たす最低限の扱いしかしないと指摘した。両者が実質的な会談を開くことはなく、中日関係は膠着を続けるというのだ。

天木氏は、アベノミクスのプラスとマイナスの効果を考えなければ、安倍氏は日本の政治では稀に見る支持を受けており、安定を維持していると指摘した。安倍氏は9月3日の内閣改造で地位を固め、党内の強力なライバルである石破茂氏を入閣させた。これにより安倍氏は2015年秋の自民党総裁選に勝利し、2018年まで首相を続けることになった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月9日

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