森元首相が訪露、北方領土問題解決の糸口を探る

森元首相が訪露、北方領土問題解決の糸口を探る。 ロシアがウクライナ危機に伴う制裁の苦境に立たされる中、日本は支援の手を差し伸べ、北方領土(ロシア名:南千島諸島)問題の解決の糸口を探ろうとしている…

タグ: 森喜朗 ロシア 糸口

発信時間: 2014-09-11 13:21:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシアがウクライナ危機に伴う制裁の苦境に立たされる中、日本は支援の手を差し伸べ、北方領土(ロシア名:南千島諸島)問題の解決の糸口を探ろうとしている。菅義偉官房長官は10日、森喜朗元首相が安倍首相の親書を携えてロシアを訪問したと発表した。日本メディアは、安倍首相が米国の圧力を受けながらもこの決断を下したことは、日本の外交が転換点を迎えたことを意味すると報じた。

日本経済新聞は、「菅義偉官房長官は10日、プーチン大統領の秋の訪日に関する情報を伝えるため、森喜朗元首相が安倍首相の親書を携えてロシアを訪問したと発表した」と報じた。しかし菅官房長官は、安倍首相の親書の内容について「コメントを控える」とした上で、「森氏とプーチン大統領は個人的に深い付き合いを持っている。双方は現在も調整中だ」と述べた。共同通信社は、「日本はプーチン大統領の秋の訪日を実現するため、森氏とプーチン大統領の会談により、日ロの対話の窓口を維持しようとした」と伝えた。

共同通信社は、「森氏は9日にモスクワでスピーチを行い、日ロは北方領土問題の解決、平和条約の締結により、両国の真の安定的かつ友好的な関係を構築し、中国けん制および朝鮮半島情勢の安定化を促せると述べた」と報じた。森氏は中国の「拡張主義」、朝鮮の核開発問題を列挙し、日ロが緊密な関係を構築すれば、アジア太平洋で「程よいバランス」を形成できると述べた。森氏は北方領土問題について、「ロシアにとっては小さなトゲかもしれないが、日本にとっては太く深いトゲだ」と語った。森氏は、ロシアの大統領が提案した「引き分け」の精神を踏まえ、双方が受け入れられる解決策を見出すべきだと呼びかけた。

プーチン大統領の秋の訪日は、紆余曲折を経ている。日ロ双方は今年2月、プーチン大統領の訪日で合意していた。しかし日本経済新聞によると、アーミテージ元米国務副長官は8月11日、「ウクライナ情勢を鑑み、安倍政権がプーチン大統領の訪日に対して、賢明な決定をすることに期待する」と述べた。朝日新聞はその後、「菅官房長官は、日ロがプーチン大統領の秋の訪日で具体的な合意に至っていないと表明した」と報じた。東京新聞は、「ロシアが北方四島で軍事演習を実施していることから、プーチン大統領の秋の訪日はほぼ絶望的だ」と伝えた。しかし日本は、プーチン大統領の訪日実現に向け努力を続けてきた。9月7日付北海道新聞は、「安倍首相は今年7月中旬の時点で、外交ルートを通じてプーチン大統領に親書を送っていた」と報じた。アナリストは、「これは日本が対ロ制裁でG7と足並みをそろえながら、日本独自の外交を模索していることを意味する」と分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月11日

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