新入社員のAさん(男性)はSNSである女性と知り合い、意気投合し、すぐに会うことになった。二人は実際に会ってみると恋人にはふさわしくないと感じたが、ネットフレンドとしては何でも話ができた。彼らは話が合うことから、「添い寝フレンド」になった。
インスタントメッセージなどのSNSが発展し、恋人同士の情報が目につきやすくなっている。一部の人は自分のプライバシーが恋人にネット上にさらされることを恐れ、まるで監視されているようだと感じている。多くの若者は、恋愛は難しいとため息を漏らしている。友達以上恋人未満の添い寝関係は、一部の若者の心理的な欲求を満たしている。孤独でもなく、束縛を恐れる必要もないのだ。
ある日本の社会学者は、「添い寝フレンドは、若者の恋愛欲の減退を示している。ネットワークの時代では、すべてのプライバシーが脅かされている。若者は、本当の気持ちを示そうとしない。恋愛中に大々的に公開すれば、別れてから他人に取り沙汰され、グループ内の話題になってしまう」と指摘した。これは若者にとって恐ろしいことだ。日本の若者が恋愛に消極的になったことは、進歩なのだろうか、退化なのだろうか?
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月14日