中日甲午戦争(日清戦争)120周年を記念して、学術シンポジウム「甲午戦争と東アジアの歴史プロセス」(主催:中国社会科学院、山東省人民政府)が17日、山東省威海で開幕し、中国、日本、韓国、シンガポールの専門家、学者、記者ら200人近くが出席した。
歴史を鑑として、未来に向かう。出席者らは日本が甲午戦争を発動した内因、戦争前後の国際関係、東アジアのシーパワーなどの議題について話し合い、「甲午戦争は日本が入念に画策し、企てをもって発動した侵略戦争であり、中国と東アジアの歴史プロセスの転換点となると同時に、中華民族が覚醒し、祖国を滅亡から救い、民族の生存を図る道を断固として探るスタートともなった。戦争を総括するのは戦争を回避し、人類文明の進歩の促進に貢献することが目的だ」との認識を示した。出席した日本の学者、伊勢弘志氏は人民日報の取材に「日本の学者も甲午戦争に注目している。日本の民衆は安倍政権の歴史観や外交政策を支持してはいない。日本メディアの中国関連報道も全面的ではない。両国民衆が理解を強化し、中日関係を正常な軌道に乗せることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年9月18日