イワノフ露大統領府長官が択捉島を視察、日本も追加制裁を発表

イワノフ露大統領府長官が択捉島を視察、日本も追加制裁を発表。

タグ: 南クリル諸島 北方四島  セルゲイ・イワノフ大統領府長官

発信時間: 2014-09-25 15:05:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシアのセルゲイ・イワノフ大統領府長官が24日、南クリル諸島(日本名・北方四島)の択捉島を視察し、日本から抗議を受けた。日本はその後、欧米に追随し追加制裁を実施すると発表し、ロシアから「非友好的な行為」と見なされた。ロ日関係は、再び悪化している。

ロシア紙は、「イワノフ長官は24日に択捉島を訪問し、新空港を視察した。イワノフ長官は、択捉島で現代的な空港の建設に成功したが、将来的に現地の観光業の発展に伴い、空港を拡大する可能性もあると表明した。イワノフ長官はまた、ロシア国防省は同空港を軍事目的に使用できると述べた。ショイグ国防相は、近日中に択捉島の視察を行うと表明した」と報じた。

菅義偉官房長官は24日に「極めて遺憾」と表明し、「ロシア大統領府長官の訪問日程は日本の立場に会わず、日本国民の感情を傷つけた」と述べた。外務省もまた、外交ルートを通じて抗議した。日本メディアは、「イワノフ長官はプーチン大統領の側近で、クレムリン(大統領府)の管理を担当している」と報じた。日本は択捉島の新空港を、ロシアが北方四島の支配を強化した象徴としており、敏感になっている。

RIAノーボスチの報道によると、イワノフ長官は「南クリル諸島を訪問するのは4-5回目だ。そのたびに遺憾、事実関係の確認といった声やうめき声を聞くが、生涯を通じて忍耐強くこれらの説明に耳を傾けるつもりだ」と語り、択捉島の訪問には政治目的はなく、南クリル諸島の社会・経済発展の問題に関する協議が目的だと説明した。

イタルタス通信は24日、「イワノフ長官が択捉島を視察した当日、日本政府はロシアに対する4回目の制裁を発表した。これにはロシアに対する武器輸出の規制、ロシア5行の日本での証券発行の規制などが含まれる」と報じた。ロシア外務省は24日、「ロシア政府は日本の追加制裁を、非友好的な行為と見なす。日本の追加制裁には失望した。ロシアはこの非友好的な行為は、日本が独自の外交路線を設定する能力がないことを、再度裏付けたと考える」と表明した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月25日

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