中日高速鉄道競争、中国が技術力で有利に

中日高速鉄道競争、中国が技術力で有利に。 日本の太田昭宏国土交通大臣は9月22日にインドを訪問し、新幹線の長所を重点的にPRした。モディ首相は9月18日に習近平国家主席と会談した際に、中国がインドの鉄道などのインフラ整備のアップグレードに参与することを歓迎すると表明した…

タグ: 高速鉄道 技術 長所

発信時間: 2014-10-06 09:12:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の高速鉄道の開発に従事した業界関係者は、国際金融報の記者に対して、「日本は世界で最も早く高速鉄道の研究と運営を開始した国として、先駆者の強みを持っている。しかしこの強みは、中国などの他国からの挑戦を受けている。中国の高速鉄道には、主に3つの競争力がある。まずは高いコストパフォーマンスだ。中国の優れた製造・建設能力により、中国製高速鉄道の建設費は西側の企業を大きく下回っている」と指摘した。

世界銀行は先ほど発表した「中国の高速鉄道:建設費の分析」と題する報告書の中で、中国の高速鉄道の建設費が割安であることを賞賛した。同報告書は、中国の高速鉄道のコスト力は、安価な人件費と土地収用・立退き料によるものと指摘した。BBCは「中国の高速鉄道革命」と題する記事の中で、「中国の高速鉄道の建設費は、他国の3分の2以内だ。中国の高速鉄道の1キロ当たりの建設費は1700-2100万ドルで、欧州の場合は2500-3800万ドル、米国は5600万ドルに達する」とデータを引用した。

上述した業界関係者は、「次に、中国はインフラなどで強みを持つ。高速鉄道産業の輸出において、一部の国は建設工事の請負を得意とし、一部の国は列車の製造を得意とする。中国は現在、主に海外で高速鉄道の建設を請け負っている。ゆえに中国の高速鉄道は他国と競争する際に、相互補完を実現できる可能性さえある。それから、中国の高速鉄道が海外進出に成功した重要な要素としては、政府の力強い支援が挙げられる」と語った。

中国工程院院士の王夢恕氏は、「高速鉄道技術の輸出において、中国も技術・基準・設備を一体化させた輸出が必要だ。日本の高速鉄道の規格は中国と同じだが、その多くの技術は中国に及ばない。例えばレール技術だが、中国は広大な国土面積という現実的な需要があり、1000キロ以上のシームレスレールを敷設できるが、日本は数百キロのみだ。中国のレールは100度の温度差でも変形しないが、ドイツや日本にこのような技術は存在しない。設計上の速度は時速350-360キロで、300キロで運行しており、320キロを実現しようとしている。250キロの設計の場合は、220キロで運行している。日本が250キロの規格で建設した高速鉄道は、200キロにしか達しない。中国の列車の製造コストは日本より低く、性能もより優れている。また中国の電力供給システムは信頼性が高い。送電網の電柱間の距離は日本より広く、中国は50-60メートルに達するが、日本は30メートルのみだ。機械製造はドイツ、小型家電は日本、宇宙技術は米国、高速鉄道技術は中国というフレーズが流行している」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月6日

 

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