ロシアメディアの報道によると、プーチン大統領は金曜日(17日)に、「日本との政治的接触の凍結はロシアの選択ではない。氷のボールは日本側にある」と述べた。
プーチン大統領は秋の訪日を予定していたが、具体的な日時が定まっていない。日本政府は、「総合的に各種要素を考慮すると、同問題は解決できるはずだ」と表明した。岸田文雄外相はプーチン大統領の訪日前に訪露するはずだが、その日程も明らかになっていない。岸田外相は春の訪露を予定していたが、ウクライナ情勢により無期限で延期されている。
プーチン大統領は記者に対して、「平和条約の関連問題の妥協案の模索を含めた経済レベル、政治的な進展の中で、ロシアと日本の関係は近年徐々に発展している。残念ながら、政治レベルのほぼすべての接触を凍結させているのは、ロシアではなく日本だ。これはロシアの選択ではない」と述べた。
プーチン大統領は、「ロシアは日本と友人としての関係を続ける意向だ。しかし我々が常に言っているように、氷のボールは日本側にある。ロシアはアジア太平洋諸国との接触の拡大に取り組んでいる。これは政治とは関係のない、客観的かつ実質的な決定だ。ロシアは早くから、アジア太平洋の経済成長率に関する取り組みを進めてきた」と補った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月20日