江渡聡徳新防衛相は10月16日、オーストラリア国防相と会談した際に、国内にF-35のアジア整備拠点を建設するという大きな野心を示した。また1機目の日本国産F-35が、2017年に完成を予定している。日本新華僑報網が10月16日に伝えた。
日本政府は米国からF-35を42機購入し、40年前に配備を始めたF-4戦闘機の後継機にする予定だ。しかしF-35の機体と一部の部品に問題があることから、日本政府は国内で組み立てを行い、一部の部品と新材料を採用した機体を独自開発することで、不足を補おうとしている。これには、日本の航空機産業の発展を促す狙いもある。F-35の組み立ては三菱重工が担当。日本政府は三菱重工に830億円の資金を提供した。
NHKの情報によると、 江渡聡徳新防衛相は10月16日、訪日中のジョンストン豪国防相と防衛省で会談し、F-35の機体整備などの問題で意見を一致させた。これは江渡防衛相の就任以来で初となる正式な会談だ。
F-35は第5世代戦闘機で、高いステルス能力と先進的な電子システム、一定の超音速巡航能力を持つ。航空自衛隊は米国から42機を調達し、三菱重工が愛知県に持つ工場で組み立てを行うことを決定した。防衛省は現在、国内にF-35のアジア整備拠点を建設することを検討中だ。
日本に上述した狙いがあることから、江渡防衛相はジョンストン国防相との会談の中で、F-35の整備に協力する意思を再三確認した。
ジョンストン国防相は、日本の潜水艦用エンジンの技術に関心を示した。双方は技術協力に向け、意見交換をした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月17日