日本の政界は10月17日に再び、公理と正義にもとる消極的な動きを見せた。100人以上の超党派議員が靖国神社を参拝し、欧州訪問中の安倍晋三首相は靖国神社に供え物を奉納した。
靖国神社は第二次世界大戦のA級戦犯が祀られている、日本軍国主義が侵略戦争を発動した精神的支柱、重要な象徴だ。いかに靖国神社問題と向き合うかは、日本の政治家の侵略戦争に対する認識を反映する。この原則的な問題には、小賢しい手段を弄し是非を混同する余地はない。間違った行動を頑なに繰り返しても、間違った性質を変えることは絶対にない。
敗戦国のレッテルを剥がしたい右翼の政治家は、すべてを顧みず間違った態度に固執しながら歴史を見据え、自分の顔ばかりか日本にも泥を塗っている。彼らは自分で掘った「歴史認識の穴」にはまり、その場でジタバタしているが、これが海外からの支持を勝ち取ることはなく、自分で苦しい思いをするだけだ。
この穴から出て、侵略の事実を真っ向から見据え、深く反省し、軍国主義と一線を画することが、唯一の活路だ。しかし頑迷な彼らは公理を認めることを拒絶し、自身の担う荷を重くし、孤立の穴に深く陥ろうとしている。これは国家の未来の運命に心から関心を寄せることのできる日本人も、よく理解していることだ。
数百人の市民が10月17日、プラカードを持ち東京地方裁判所前に押しかけ、安倍首相の昨年12月の靖国参拝が違憲であると訴えた。
戦後約70年が経過するが、どれほど長い時間が過ぎようとも、アジア各国、ひいては国際社会全体は、日本軍国主義が犯したこの上なき罪をほんの少しも忘れないだろう。公理と正義は、すべての良識ある人々にとって、永遠に守るべきものだ。しらを切ろうとする日本の政治家は、非現実的な妄想を続けるつもりだろうか?彼らの天に背く行為が、国際社会から黙認されることはありえない。責任ある態度で歴史問題を適切に処理し、日本の識者がかつて歴史問題で示した正確な態度と約束を守り、実質的な行動で信頼を勝ち取らなければ、日本は渇望する世界の尊重を得ることができない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月21日