政治資金のスキャンダルに巻き込まれた小渕優子経済産業大臣は、20日午前に安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。
小渕氏は20日午前に首相官邸を訪れ、自身の政治資金問題について安倍首相に説明し、辞表を提出した。安倍首相は辞表を受理した。安倍首相が2012年12月に再任してから、閣僚が辞任するのはこれが初めてだ。
小渕氏の政治資金問題は長期に渡る。問題となっているのは、主に次の二点だ。(1)後援会関係者が開催した「観劇会」が、有権者に利益を提供していた疑いがあり、公職選挙法に違反している可能性がある。(2)政治資金の収支報告の収支のずれ、政治資金の私的流用などの問題が、政治資金規正法に違反している可能性がある。日本メディアの統計によると、収支のずれがあった資金は数千万円に達する。
このスキャンダルの影響を受け、小渕氏は国会で野党から追及を受けている。安倍政権と自民党内からは、小渕氏の政治資金問題は深刻で、言い逃れは不可能という多数の意見が上がっている。小渕氏の早期辞任により、スキャンダルの安倍内閣への悪影響を最小限に抑えられるというわけだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月20日