日本初のリニア新幹線計画が、17日に日本政府から許可された。列車の最高時速は500キロに達する。
計画中のリニア中央新幹線は、首都・東京と名古屋を結ぶ。総延長は286キロで、2027年の運行を予定している。東京と名古屋の列車による移動時間は、現在の最短88分から40分に短縮される。
JR東海はこの線路を大阪まで延長し、2045年に運行させる予定だ。
東京―名古屋のリニア新幹線の線路はほぼ直線だ。286キロのうち地上を走行する距離は約40キロで、残りは山のトンネルや地下40メートルの地下トンネルを通過する。総工費は5兆5000億円を見込んでおり、JR東海が1社で建設工事を請け負う。大阪まで延長された場合、総工費は9兆円に達する見通しだ。
日本のリニア走行試験線路は山梨県に位置する。9月に7両編制のリニア新幹線が試験走行を実施し、時速500キロに達した。
【期待と懸念】
建設計画の許可後、太田昭宏国土交通大臣は記者会見で、「リニア新幹線は開通後、国民生活と経済に重大かつ積極的な影響を及ぼし、外出の利便性を高め、地方経済をけん引する」と述べた。