オーストラリア海軍はこのほど最新にして最大の戦艦の使用を開始し、日本や中国のように空母(準空母)保有国になった。これはアジア諸国の海軍・空軍の実力が日増しに拡大していることを示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。
人々の注意の多くは、中国の遼寧艦に引き付けられている。この旧ソ連の空母を改造した中国の空母は全面的な使用まであと数年かかるが、これは中国が地域内の各国・地区を上回る軍事投入能力を手にしたことを意味している。
日本のヘリ空母「いずも型」の進水により、この情勢に変化が生じた。同艦の主な任務はヘリ艦載で、排水量は遼寧艦の半分にも満たない。現在アジアで最もガードの甘い機密情報は、日本が2隻のいずも型を間もなく改造し、垂直離着陸のF-35戦闘機を艦載できる空母にするという計画だ。これは航空自衛隊の実力が、釣魚島及びその付属島嶼(日本名・尖閣諸島)に及ぼうとしていることを意味する。危機が到来した場合、米海兵隊のF-35もこの空母を使用できる。
オーストラリアのキャンベラ級は、実際にはヘリの離着陸に使用できるヘリ空母だ。オーストラリアの関係者は、「同艦は緊急の人道主義に基づく援助や、起こりうる戦闘で使用される」と述べた。オーストラリアがF-35の共同開発に参与していることから、キャンベラ級が改造によりF-35を艦載する可能性もある。日豪および米日豪の防衛関係の強化を考えると、将来的により多くの世界最先端の軍機・戦艦が合同演習に参加する可能性がある。