ドイツは対外関係において、誠心誠意で隣国の許しを得ようとしており、被害者に謝意を表している。ブラント元首相、コール元首相がユダヤ人犠牲者慰霊碑前で跪き、世界の人々から賞賛された。ドイツは隣国に友好的な姿勢を示し、根深い不信任と矛盾を解消し、積極的に賠償金の支払いを進めている。
しかしながら、日本はまったく異なる道を選んだ。
戦後、特に近年、日本国内では右傾化が激化している。日本は靖国神社にA級戦犯を祀り、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で挑発行為を繰り返し、教科書を修訂し、間違った歴史観により世界の世論を操作しようとしている。日本の首脳は慰安婦などの問題で被害国を挑発し、中韓から激しく反発された。日本政府の歴史に対する間違った立場は、すでに隣国関係の重大な障害物になっている。
歴史の直視は、歴史の隠蔽より困難だ。シュレーダー元首相は、「忘れ排斥する強い誘惑があるが、我々が屈服することはない」と表明した。ドイツは勇敢に直視することを選択し、再び正常な国になり隣国に受け入れられ、国際社会から理解・信頼・尊重を勝ち取り、他国と共に反ファシズム戦争の記念活動に平然と参加できるようになった。日本は苦心惨憺し、虚構の歴史の上に未来を築こうとしている。日本は、誤った道は正確な終点に向かわないことを認識するべきだ。(筆者:蘇暁暉 中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月27日