2月11日は日本の建国記念日で、休日となった。海上保安庁が発表した情報によると、中国海警局の3隻の巡視船が10日夜に釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近の海域に入り、11日午前も釣魚島の接続水域内で巡航を続け、中国語と日本語で日本側の「警告」に反応したという。
中国の日本情報サイト「日本新聞網」によると、古代の伝説における日本の初代天皇・神武天皇が即位した日は、紀元前660年の2月11日だ。2月11日は、「大日本帝国憲法」(1889年)の発布日でもあり、明治2年(1872年)に建国記念日として制定された。しかしこの日は1948年に、米国を中心とするGHQによって撤廃された。日本政府は1966年に法令を発布し、2月11日を再び建国記念日にした。
11日、東京都の多くの建築物に日本国旗が掲げられ、一部の家庭の玄関にも国旗が掲げられた。各地の神社は「建国祭」などの祭典を行った。しかし日本政府は、特別な記念式典を実施しなかった。
海上保安庁が11日に発表した情報によると、中国海警局に所属する3隻の巡視船が10日夜に釣魚島付近の海域に入り、11日午前も釣魚島の接続水域内で巡航を続けた。東京新聞によると、中国公船は2月7日に巡航を終えてから、11日に再び巡航を開始した。NHKは、3隻の巡視船が10日午後5時半頃に接続水域に入り、11日午前10時頃も釣魚島の北北西に34キロ離れた海域を航行していたと報じた。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、この3隻は「海警2113」、「海警2166」、「海警2350」。海上保安庁の巡視船は中国側に「警告」を出し続けたが、中国の巡視船は中国語と日本語で「釣魚島及びその付属島嶼は中国固有の領土であり、我々は中国の海域内で定例の巡航を行っている」と返答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月12日