米国が安倍氏を招待、国内外で物議を醸す

米国が安倍氏を招待、国内外で物議を醸す。

タグ: 安倍 米国 演説

発信時間: 2015-02-28 10:53:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

米国、日本のリバランスへの貢献に期待

アメリカン・エンタープライズ政策研究所の研究員であるマイケル・オースリン氏は、「アジア太平洋リバランスは、力強いパートナーがアジア安定の重責を分担しようとして、初めて維持することができる。米国の同地域における同盟国・パートナーのうち、この問題に対応できるのは日本だけのようだ。しかし安倍首相は再任後、日米同盟を対外政策の重心とし、在日米軍基地の調整、日米防衛協力のための指針の見直しなどでオバマ政権に協力したが、その根本的な目標は、いわゆる国の正常化に向けた政策に関する米国の支持を得ることだ」と分析した。

安倍首相の行為によって、中国の影響力を抑制するため日本の協力を必要としている米国は、ジレンマに陥っている。上述したシンクタンクの関係者は、「米国はこれまで長期的に、日本が米日同盟でより多くの財政的な負担をにない、平和憲法の束縛を突破して、米国の世界的な軍事行動により多くの支援を提供することを求めてきた。一言で言えば、米国は日本が軍国主義に向かうことによって生じると思われるメリットを手にすると同時に、軍国主義化した日本がもたらすすべての深刻な影響を免れようとしている」と話した。

情報によると、安倍首相の演説の要点には、戦後70年の日米同盟に対する貢献、新たな防衛協力のための指針および環太平洋戦略的経済連携協定の説明、未来志向の日米関係の構築の呼びかけなどが含まれる。しかし人々が最も注目しているのは、安倍首相の改憲、侵略の歴史の問題に関する発言だ。ベン・ローズ国家安全保障問題担当大統領副補佐官は、「オバマ大統領はこの措置によって、アジア太平洋の重視を継続するという個人的な取り組みの、明確な合図を送れるかに関心を寄せている。安倍首相の訪米は、いかに『歴史の悪夢』を克服するかという問題について、両国が深く考慮する良い機会になる」と述べた。

上述したシンクタンクの関係者はオバマ政権に対して、安倍政権との「同床異夢」の本質を理解するのは今からでも遅くないと警鐘を鳴らした。安倍首相の施政方針は反民主的であり、アジア太平洋の安定を著しく損ねる。日本の現行の憲法は、国内の軍国主義を制約し、安倍首相の野心を押さえ付ける武器でもある。米国がアジア太平洋の平和と安定に寄与しようとするならば、現在の手法を変える一歩目を踏み出す必要がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月28日

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