メルケル独首相は現地時間3月8日に日本に到着し、2日間の訪問日程をスタートさせた。メルケル首相は9日(月)午前に東京都内で開かれた講演で、歴史を直視し過去と率直に向き合うことが、和解の前提条件であると表明した。ドイチェ・ヴェレが3月9日に伝えた。
メルケル首相は朝日新聞が共催した講演会で、国家が歴史を直視して、初めて和解が可能になると強調した。2015年は終戦70周年であり、メルケル首相が指していたのは、日本の第二次大戦の歴史問題の処理方法であることは間違いない。
メルケル首相は、「ドイツは第二次大戦の勃発とホロコーストの責任者であるが、ドイツは歴史を回避したことはなく、そのため国際社会から許しを請うことができた。欧州全体の数世紀に渡る戦争から教訓を汲み取り、1945年以降は和解の態度を示している。隣国の寛大な姿勢がなければ、和解は実現不可能だ。しかしより重要なことは、ドイツが歴史の事実をありのまま見つめようとしたことだ」と発言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月10日