東日本大震災から4年、未だ癒えぬ心の傷

東日本大震災から4年、未だ癒えぬ心の傷。 2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波は、2万人以上の尊い命を奪っていった。被災地の宮城県・岩手県・福島県では、約23万人の被災者が故郷の再建を待っている。この4年間で、被災地の復興作業が続けられてきたが、地震・津波・原発事故による心の傷は癒えていない…

タグ: 東日本大震災 遊び場 津波 山形県

発信時間: 2015-03-11 15:38:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波は、2万人以上の尊い命を奪っていった。被災地の宮城県・岩手県・福島県では、約23万人の被災者が故郷の再建を待っている。この4年間で、被災地の復興作業が続けられてきたが、地震・津波・原発事故による心の傷は癒えていない。

宮城県石巻市の精神科医、佐藤宗一郎さん(61)は津波を経験した。震災後、佐藤さんは医療活動を続け、被災者の心のケアを行っている。佐藤さんは昨年の自己診断によって、心的外傷後ストレス障害を発症したことを知った。

佐藤さんは取材に応じた際に、「昨年より、当時の光景を思い出したり、何か関連することを目にすると、涙がこらえられなくなった」と述べた。

NHKが先月、被災3県の公立小中学校で調査を行ったところ、被災地の学生の46%が同じような問題を抱えていることが明らかになった。この調査によると、心のケアを受けている被災地の児童は2500人に達し、そのうち153人は人に会おうとしないほど深刻になっており、通学もできない状況だ。津波のショックにより、被災地の15歳以下の児童の70%がいらいらしやすくなっており、16%には暴力的な傾向が見られる。

岩手県宮古市では、震災と津波により400人以上が死亡した。宮古市はこの教訓を汲み取り、高さ15メートルの堤防を建造中だ。当局は2020年の夏季五輪までに、東日本大震災のすべての再建を完了し、被災地が立ち直ったことをPRしようとしている。

しかし現地の被災者は、半信半疑だ。ある女性ボランティアは、「建設現場の作業員が不足しており、被災地の修復の進度は緩慢だ。4年もたつが、堤防も竣工していない。津波を経験した被災者は、不安を感じている」と述べた。

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