メルケル首相 慰安婦問題の適切な対応を日本に求める日本を訪問しているドイツのメルケル首相は10日、慰安婦などの関連の歴史問題の適切な対応を日本に求めた。
メルケル首相は10日午前、日本最大の野党である民主党の党首・岡田克也氏と会見した。日本メディアの報道によると、40分間の会談のうち、歴史認識に関する内容は約30分間に及んだ。岡田氏によると、メルケル首相はまず慰安婦問題に触れ、関連の歴史問題の適切な対応は隣国との和解に非常に大切であると語ったという。
会見において、「終戦70周年にあたる今年、日本はまだ中韓などの隣国と和解を実現しておらず、ドイツの経験を聞かせてほしい」という岡田氏の言葉に対し、メルケル首相は、ドイツのファシズム歴史に対する清算を振返り、歴史問題の完全な解決の可能性は低いとしながらも、「過去と向き合わなければならない」と強調した。
岡田氏は、「過去を忘れがちなのは加害者側で、被害者側にとってそう簡単にはいかない」とし、日本はこうした認識に基づいて和解の問題に対応する必要があると述べた。メルケル首相は9日から10日までの日本訪問中、歴史問題と向き合わなければないと繰り返し強調したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月10日