筆者は昨年春にフリープランで日本の関西地方を旅行した。関西国際空港で電車の切符を買った時、中国人の職員が切符を買うために並んでいる乗客達に電車の乗り方や観光情報をアナウンスしている情景をみた。非常に礼儀正しく、忍耐強い様子だった。関西地方の鉄道各社は中国人観光客をよりよく迎え入れるため、先を争って中国人を採用し、切符の買い方、観光情報、路線バスの乗り方などの情報を提供するサービスをうち出しているのだ。
同じ製品や同じ品質の製品であれば、日本では観光地でも観光地外でも値段はほとんど一緒で、観光地だからといって値段をつり上げるようなことはしない。多くの観光地で売られている関連グッズは非常に独特で、他の場所では手に入らないものが多い。観光客はあれこれ考えて交渉する必要はないし、だまされる心配もない。
スーパーでも、コンビニエンスストアでも、ホテルでも、店員や従業員は会計の時に礼儀正しくあいさつし、感謝の言葉を述べ、両手でレシートと釣り銭を渡す。釣り銭に硬貨があれば、カウンターには置かず、客の手の中にそっと入れてくれる。