中国中央電視台(CCTV)の第25回「3.15晩会」(世界消費者権利デー特番)が、2015年3月15日に放送された。今年のテーマは、「太陽の下での消費」。
自動車業界は真っ先に、今年の暴露の対象となった。記者は日産、フォルクスワーゲン(VW)、メルセデス・ベンツのディーラーを極秘取材し、「点火プラグが緩む(システム再起動によって修復可)」という現象を巡り、3社のアフターサービスに問題がないかを調べた。
驚くべきことに、ローエンドを代表する日産、ミドルエンドの上海VW、ハイエンドのメルセデス・ベンツに、法外な修理費の請求という問題があった。そのうちベンツの修理費は、6000元以上に達した。
同番組の調査データによると、法外な修理費を請求するディーラーは、全体の73%に達した。これはディーラーという業界内で、法外な修理費が裏ルールになっていることを意味する。消費者は信頼に基づき、ディーラーに修理を依頼する。しかしこれらのディーラーは、法外な修理費という裏ルールを、消費者を陥れる罠にしていたのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月15日