日本政府の「草の根/人間の安全保障無償資金協力」プロジェクトに関する調印式が17日午後、中国国際青年交流センターで行われた。今回対象となるプロジェクトは山西省霊丘県の橋梁建設(60.6万元)と四川省儀隴県の飲用水建設工事(62万元)。調印式には中国側からは同センターの孫俊波主任、日本側からは在中国日本大使館の林禎二経済公使が参加した。
林公使は「日本は1990年から中国で『草の根/人間の安全保障無償資金協力』を行ってきました。対象は教育、医療、民生、環境などの分野で、件数では1275件、金額では92億円(≒7億元)に上ります。これらのプロジェクトが両国民の交流の促進につながればうれしく思います」と述べた。
これに対して孫主任は「草の根交流はとても大切です。中日両国の間には侵略戦争や解決されていない問題が多く存在し、わだかまりも残っています。今回のプロジェクトが現地の住民の生活改善につながるように希望します」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月19日