高倉健主演「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウー監督がリメイク

高倉健主演「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウー監督がリメイク。

タグ: 君よ憤怒の河を渉れ リメイク

発信時間: 2015-03-21 11:29:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港の大手映画製作会社・寰亜電影公司(メディア・アジア・グループ)は19日に、「太平輪」の撮影を終えた呉宇森(ジョン・ウー)監督が高倉健の生前の代表作で、中国でも当時爆発的なブームを巻き起こした「君よ憤怒の河を渉れ」(中国題:追捕)をリメイクすることを明らかにした。西村寿行の同名小説を原作とした「君よ憤怒の河を渉れ」は1976年に日本で上映された。高倉健は、この作品の出演で中国大陸を含むアジアで人気を博した。寰亜は、同日「追捕」のティーザーポスターを発表した。呉宇森監督作品のシンボルともいえる「白ハト」もポスターに登場している。京華時報が伝えた。


呉宇森監督は現在「追捕」の脚本に取り掛かっている最中で、今後キャストやロケなどの選考に入るという。キャストについて、呉宇森監督は「トップスターかどうかは気にしない。キャラクターにふさわしいかどうかを優先的に考えるつもりだ」と語っている。ロケーションについては、東南アジアをめぐり、最も適したロケーションを決めてから物語や背景をつめていくつもりだという。

呉宇森監督は、「駅」(81)を見て以来高倉健の熱烈なファンとなった。当時、呉宇森監督が撮影した「男たちの挽歌」シリーズの大ヒットによりアジアではヒーロー映画のブームが巻き起こっていた。実は、当時から呉宇森監督は、高倉健と映画でタッグを組みたいと思い続けていた。結局、映画界の大物同士の顔合わせは実現することはなかったが、思いがけず日本の深作欣二監督の葬儀の場で2人の共演の機会が訪れた。呉宇森監督が弔辞を読み、その内容を高倉健が来場者に日本語で伝えたのだ。


林建岳氏(左)と呉宇森氏(右)

独特なスタイルのサスペンスアクション映画である「追捕」は、中国では1978年に公開された。文化大革命終了後、最も早くに中国大陸に入って来た外国映画であり、当時中国を一世風靡し、観客たちの熱狂的な反応を呼び起こした。物語は、無実の罪を着せられた現職の検察官が、執拗な刑事の追跡をかわしながら、真犯人を追っていくというもの。高倉健は、検察官である杜丘役を演じ、何世代にわたる映画ファンが憧れる映画スターとしての地位を確立した。ヒロインを演じた中野良子も一躍銀幕の女神となった。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年3月21日   


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