日本海上自衛隊最大の艦艇、ヘリ空母「いずも」が25日に就役する。いずもは空母の直通甲板を持ち、その長さはヘリ空母「ひゅうが」の1.25倍に達する。搭載可能なヘリは4−9機に達し、かつ5機同時の離着陸が可能だ。中国国防科技信息網が伝えた。
中谷元防衛相は22日、防衛大学校の卒業式で、「中国の国防費は5年連続で10%以上の伸び率を維持し、軍事力強化を急ピッチで進めており、かつ不測の事態を招く動きを繰り返している」と述べた。日本メディアは、いずもなどの新型艦、2015年に購入予定のP-1、P-3C新型哨戒機などが、中国軍に対して抑止力を形成すると判断している。
いずもは高い指揮通信機能を持ち、護衛艦隊の中心的な艦艇となる。いずもの乗員は470人に達し、南西諸島の防衛に当たる多くの人員を輸送できる。また大規模災害の発生時に、人員の避難と救助に対応できる。同艦を少し改造するだけで、米海兵隊のF-35新型戦闘機を垂直離着陸させられるようになる。防衛省は2016年に2番艦を就役させる予定だ。また海上自衛隊のヘリ空母のすべてに直通甲板を搭載することで、作戦能力を高めようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月24日