日本が教科書を改訂、良識を失う

日本が教科書を改訂、良識を失う。

タグ: 教科書 南京大虐殺 釣魚島 歴史

発信時間: 2015-04-08 13:22:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

7日付環球時報によると、文部科学省は6日に、中学生の教科書の検定結果を発表した。合格した教科書は釣魚島(日本名・尖閣諸島)と独島(日本名・竹島)を「日本固有の領土」としており、南京大虐殺に関する表記を「多くの捕虜と住民を殺害した」から「捕虜と住民に影響が及び、多くの死傷者が出た」に変更した。

日本は再び教科書を改訂し、再び隣国を挑発した。日本が隣国および世界各国の、歴史を尊重し平和を愛する人々から強く批判されることは間違いない。日本は何度も教科書を改訂しているが、歴史を修正することは永遠にできない。

釣魚島は古来より中国固有の領土であるが、いつ日本固有の領土になったのだろうか?日本の教科書がそうだと言えば、そうなるのだろうか?まさか天理まで失われてしまったのだろうか?一人の泥棒が他人のモノを盗み、それを長く自分の手元にとどめておいても、これはいつまでたっても泥棒ではなく他人のモノだ。この浅はかな道理を、日本は理解するべきだ。

南京大虐殺の歴史については、とっくの昔に定義付けされている。日本の教科書が言葉遊びをしても、歴史の真実を変え、侵略の罪を覆い隠すことはできない。むしろ隠そうとすればするほどその侵略の本質を暴露し、ヒューマニズムと良識の欠如を際立たせることになる。世界で初めて原爆を「呑み込んだ」国である日本は、喉元過ぎれば熱さを忘れてはいけない。歴史の忘却は裏切りを、罪の否定は再犯を意味する。教訓を深く汲み取ることで、日本は初めて轍を踏むのを回避できる。

日本の教科書改訂は、隣国の国民を深く傷つけ、自国の次の世代に対しても極めて無責任だ。日本の次の世代が真実の歴史を知らないことは、彼らではなく現在の指導者の過失、教科書を改訂した者の過失である。一国が歴史を尊重しないことは、ある人が自分の来歴を知らないようなものだ。日本は常に歴史問題で小賢しい真似とごまかしを続けている。日本に前途と未来がないばかりか、当局者が歴史の罪人になることは間違いない。日本の次の世代が別の場所から歴史の真相を知れば、日本の指導者の罪名は川に入っても洗い流すことができなくなるだろう。

日本は70年前に戦争に敗れたが、70年後に再び良識を失ってはならない。王毅外相の言葉は重く心がこもっており、蒙を啓く内容だった。しかし日本の指導者は見ざる聞かざるを決め込んでおり、これでは日本を袋小路に導くばかりだ。日本は再び勝手に教科書を改訂したが、次の世代を「駄目になった世代」にするばかりだ。日本の前途と運命に、懸念を禁じ得ない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月8日

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