西側の大国を抱き込み中国をけん制
日本がG7の枠組み内で西側の大国を抱き込み、中国に圧力をかける芝居をするのは、これが初めてのことではない。
G7加入後、「アジアの代表」を標榜する日本は、西側の大国と「共通の価値観」を持つことを強調し、経済・外交面で承認と支持を得ようとしてきた。日本はG7の枠組みを利用するため、都合のいい計算を行ってきた。日本は自国が関心を寄せる議題を無理やりG7の議事日程に盛り込み、西側の大国の勢いを借りようとしている。
日本の手に乗らないG7加盟国
日本政府の計算について、その他のG7加盟国のフランス、米国、ドイツ、英国、イタリア、カナダは騙されているわけではない。しかし盟友の外交のメンツに配慮するか、各国とのバランスを調整しなければならないこともある。
日本は今回の海洋安全に関する宣言に苦心惨憺した。日本は西側の大国が南中国海・東中国海問題で公然と日本の側に立とうとしないことを予見し、海賊取締や情報共有などその他の多くの議題を盛り込み、宣言の発表にこぎつけるための煙幕とした。
現状を見ると、各国のつながりは日増しに緊密化しており、影響力が低下しているG7はもはや一枚岩ではない。G7加盟国は、G7を利用し中国に圧力を掛けようとする日本の手に乗らない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月17日