ニューヨーク・タイムズ、安倍首相に歴史の直視を求める
ニューヨーク・タイムズ、安倍首相に歴史の直視を求める。
タグ： 社説 訪米 歴史 謝罪
発信時間： 2015-04-21 09:58:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
米ニューヨーク・タイムズ紙は20日に掲載した社説の中で、間もなく訪米を予定している安倍晋三首相に対して日本の第二次大戦の歴史問題を直視し、アジアの安定を促すよう求めた。
この「安倍氏と日本の歴史」と題した社説は、安倍首相の米国訪問の成功は、彼が米国との戦争の歴史をどれほど正直に直視するかにかかっているとした。これには戦争発動の決定、隣国に対する野蛮な占領、戦争の暴行、無数の女性を性奴隷もしくは慰安婦としたことが含まれる。
同紙は、「今年は戦後70周年であり、歴史問題はとっくに解決されているべきだった。問題が遅々として解決していないのは、安倍首相と右派のせいだ。彼らはこれまで歴史を疑問視し、さらには書き換えようとし、地域情勢の緊張化を招いた」と分析した。
同紙は、「安倍首相の民族主義的観点、政治的ライバルの圧力が、彼の敏感な問題に関する判断に影響を及ぼした。安倍首相は侵略の歴史を反省し、日本の侵略の歴史（慰安婦問題を含む）に対する過去の謝罪を尊重すると表明した。しかしその言葉遣いは曖昧で、日本の謝罪を真剣に受け止めていないばかりか、これを薄れさせようと考えているのではと疑問視されている」と指摘した。
同紙は、「安倍政権が歴史の『汚名返上』を試みていることで、問題が複雑化している。米日関係も、安倍首相がアジアの安定を弱めるのではなく、これを促す基調を定めようとするかにかかっている」と強調した。
安倍首相は来週、訪米を予定している。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2015年4月21日
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