中国著名作家の作品を数々刊行 発売早々ベストセラーに

中国著名作家の作品を数々刊行 発売早々ベストセラーに。 中国の女性作家・裘山山氏のベストセラー小説で、中国でテレビドラマ化され大反響を呼んだ『春草』の日本語版となる『春草―道なき道を歩み続ける中国女性の半生記』が、4月22日に日本僑報社から発売されたばかりだが、24日付のアマゾン経済社会小説ベスト13位に入賞した…

タグ: 作家 小説 発売 ベストセラー

発信時間: 2015-04-24 14:33:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『何たって高三!』表紙。

■許旭文・著、千葉明・訳

『何たって高三!~僕らの中国受験戦争~』http://duan.jp/item/026.html

「愛国教育」第1世代の青年たちは、どんな高校時代を過ごしたのか。何を喜び、何に苦しんだのか。現代中国人の中国観が見えてくる1冊。

張先生は中国南東部、スワトウ市の高校教師。受験を控える高三6組の担任として、少しでも多くの大学合格者を出そうと奮闘するが……。素直でもあり、くせ者でもある80人の生徒の心を掴もうと、普通は教師が指名する学級委員を選挙で選ぶことにしたまではよかったが、それが新たな火種になるとは。

やがて始まったアジア大会の渦の中、淡い恋心も芽生える。だが、受験間近に創刊した文芸誌は、受験第一の学校当局に弾圧されてしまう。ラジオニュースを授業中に盗み聞きしたのがバレたカンニングの天才、范勤才は、啖呵を切って学校を去り、一旗揚げようと役場町に流れるが、そこで待っていたものは?

一方、益々受験体制にのめり込む学校当局は、めぼしい生徒を優先組に組替えすると発表して、また波紋を呼ぶ。何とか子供を優先組に入れようと手練手管を繰り出す親たち。やがて甘酸っぱい卒業式を迎えた高校生たちは、異常な戦いに身を投じる。

【著者略歴】許旭文

1973年9月10日、広東省潮陽市生まれ。1993年、曁南大学新聞学部卒。2005年まで汕頭ラジオニュース記者。2000年より3年間、広東文学院院外作家。

■高纓・著、王敏・監修、田中須磨子・訳

『バンナの恋』http://duan.jp/item/053.html

バンナとは、中国雲南省南部の辺境の地、タイ族自治区のシーサンバンナ(西双版納)のこと。シーサン(西双)とは12を、バンナ(版納)は地方をそれぞれ意味します。

ここは熱帯の風景が美しく、豊かで潤いのある土地。そんな秘境に住むタイ族の娘は美しく温和で情がこまやかで、歌や踊りがとても上手。古くから内地の漢族の男性は、ここに来るとたちまちタイ族の娘と恋に落ち、故郷のことを忘れてしまうといわれます。

この小説は、文化大革命が起こった時に、北京から来た知識青年・劉暁海とタイ族の娘・玉罕の感激にむせぶ恋物語ですが、つらい悲劇でもあります……。当然この作品は政治事件の記録ではありませんが、困難な中での人間性や人情に、真・善・美を収め、劉暁海、玉罕、祁冬艶の生き生きとした姿を描いています。信頼すべき中国青年である彼らの姿は、読者の心に深く刻まれることでしょう。

【著者略歴】高纓

1929生まれ。詩人・作家。中国作家協会理事、作家協会四川省支部副会長。主な著作は、詩集『大凉山の歌』『丁佑君』、小説『雲の流れるはて』『達吉と父親』『蘭』、散文集『西昌の月』『竹楼の恩』、自伝エッセイ『母の心』など多数。邦訳書に『孔雀の舞』『薛瑪姑娘』『無言の愛』などがある。

■高纓・著、王敏・監修、田中須磨子・訳

『無言の愛』http://duan.jp/item/88.html

「私と妻は世界で最大の苦痛を味わった親といえるでしょう。それは上の娘と次の息子が、続いて薬害による聾唖者になったからです。同時に私たち夫婦は、この世で最高にしあわせな親ともいえましょう……」(本文より)。数々の波乱を乗り越えた、聴覚障害児と家族の軌跡。中国の著名作家・高纓による渾身のルポルタージュ作品!

【著者略歴】高纓(同上)

■旻子・著、山邉悠喜子・訳、「私の戦後処理を問う」会・編集

『尊厳-半世紀を歩いた「花岡事件」』http://duan.jp/item/016.html

「花岡事件」は歴史の公道をただす平和への使命を負って、半世紀に亘って苦しい歩みを続けてきた。豊富な史料をもとに、この歴史的事件を客観的に、最も詳細に記述したドキュメンタリー。

「『花岡事件』は歴史の公道をただす平和への使命を負って、半世紀に亘って苦しい歩みを続けてきました。本文には少なからず平和と正義の為に奮闘している人々のことが書かれています。彼らは正義の為に困難を克服し障害を乗り越えて叫び続けています。私は彼らの行動から、日本人民が歴史を正視し日本社会を変えて行く進歩的な力を担っており、平和勢力が最終的には社会の主流、基礎になるものと見ています」――文遅・中日友好協会副会長の序文より。

■方軍・著 関直美・訳

『私が出会った日本兵―ある中国人留学生の交遊録』http://duan.jp/item/17.html

1997年度の中国10大ベストセラーに選出された『我認識的鬼子兵』の邦訳。

翌年には中国最高レベルの「中国図書賞」を受賞。99年度に中国中央実験話劇院により上演され、北京映画製作所にて映画化も進められた。

東洋大学の丹藤佳紀教授(当時)推薦。東方書店ベストセラーを記録。

本書は、中国人の、しかも軍隊に所属していたことがある1人の留学生が、かつて中国を侵略した老人(元日本軍兵士)たちから話を聞く。その聞き書きを基にした歴史の記録。「中国図書賞」受賞作の邦訳。彼の目を通して語られるエピソードの数々は、私たち日本人にとっても新鮮で、興味深い。

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