なぜ日本の空港の安全検査がこれほど快適なのか

なぜ日本の空港の安全検査がこれほど快適なのか。

タグ: 安全検査,飛行機事故,乗務員

発信時間: 2015-05-03 10:28:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の華字紙「新華僑報」のウエブサイトによると、世界を飛び回る飛行機ユーザーが各国の空港の安全検査を比較した際、日本の安全検査を「快適」の一言で賞賛している。規定通りの手荷物で、かつ飲料などの液体を持っていない限り、いくつかの基本的な質問に「はい、はい」と答えるだけですぐに通過することができる。しかも、日本の安全検査スタッフの態度は非常に温厚だ。驚くべきは、ライターを機内に持ち込むことが可能であること。注意深いはずの日本の安全検査員が、喫煙する中国人乗客が不注意でライターを機内に持ち込んで知らんぷりを決め込んでいるのだろうか。それは違う。確かに全身にライターを入れておくのは無理だが、そんな人もいないだろう。日本の安全検査の規定では、1人につきライター1個の携帯が許されているのだ。このようなゆるい規定になっている背景には、日本の心意気がある。日本では現在に至るまで、ライターを原因とする飛行機事故は一度も起きていないのだ。

液体物は、一般的に出発ロビーに持ち込むことはできない。しかし例外もある。手荷物の中に子供用の飲料があった場合、安全検査所にある測定器で数秒ほど測定すれば、機内に持ち込むことができる。もし禁止物で捨てたくないものがあったら、航空会社に保管を依頼することができる。乗客が日本に戻る際に返してもらうか、あるいは乗務員に頼んで機内に持ち込んでもらい、目的地に到着してから返してもらう。

出発ロビーに入ればさらに気楽になる。たとえば、成田空港の免税店エリアは非常に大きく、商品の種類も豊富だ。日本の空港の安全検査が快適であればこそ感じられる買い物天国の雰囲気がある。出国手続き後に出発ロビーに入ると、免税店などにある酒類や化粧品といった液体物に持ち込み制限はなく、自由に機内に持ち込むことができる。あるネットユーザーは「機内に入る前に再度手荷物のチェックを受けた」と言っている。しかし、そのようなことが起きるのは非常にまれだ。

2020年に東京オリンピックが開催される。多くの環境客を迎えるにあたり成田空港では最近、安全検査をより快適にする施策を始めている。成田空港の建設当時、地域住民からの激しい反対運動があった。そのため空港に入る車や電車は、入口ゲートで身分検査を行うなどの措置が取られてきた。リムジンバスで成田空港に行く際ですら、旅行客はパスポートチェックを受けるのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月3日

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