抗議集会参加者は5月3日に横浜市で、「憲法9条改悪に断固反対」と書かれたプラカードを掲げ、平和憲法改定を目指す安倍晋三首相に抗議した。
5月3日は憲法記念日で、日本各地で活動が催された。人々は護憲を呼びかけ、憲法9条の改定に断固反対した。横浜市の臨港パークには3万人以上の市民が詰めかけ、第二次大戦後の護憲をテーマとする最大規模の集会となった。参加者は、「平和憲法は重大な危機に立たされている。日本人は全力で憲法を破壊から守らなければならない。政府は侵略の歴史を直視し、中国などのアジア諸国の被害者に心から謝罪するべきだ」と述べた。「人民日報」が伝えた。
ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏は、安倍首相の米議会演説は「露骨なウソ」と述べた。
臨港パークの芝生は、参加者で埋め尽くされた。憲法学者、作家、政党の代表者、市民団体の責任者らがスピーチを行い、日本政府に憲法の尊重を求め、9条の改定に反対した。ほぼすべての人々が集中して聞き入り、メモをとる人も少なくなかった。
ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏は集会で、安倍首相の訪米中の議会演説は「露骨なウソ」と述べた。大江氏は、「日本が集団自衛権を用いて、世界で起こる戦争に対して軍事的な抵抗をすると、安倍ははっきり言った。しかも、そのためにいくつも法律を作ると言った。しかし、安倍は国会で議員たちにはっきり説明していない。国民の賛同も得ていない」と指摘した。
東京在住の和田さん(女性)は「人民日報」の記者に対して、「安倍政権は憲法改定を試み、戦争の反省を元に築かれた民主主義を破壊しようとしている。多くの日本人が、これを敏感に察している。日本の未来に関わる重大な政策は、国民投票によって形成された国会で決められるべきだ。しかし安倍は国会を回避し、閣議決定という形式で政策を強行推進している。これは違憲であり、人々は非常に憤っている」と述べた。