日本がインフラ投資でAIIBをけん制、実効性に疑問符

日本がインフラ投資でAIIBをけん制、実効性に疑問符。 日本が今後5年間でアジアのインフラ整備に1100億ドルを投資することを計画中という情報が、このほど注目を集めている。多くのメディアは、日本が設立準備中のアジアインフラ投資銀行(AIIB)と主導権を争い、中国の影響力の急速な拡大を抑制しようとしていると分析した…

タグ: インフラ 投資 AIIB  実効性

発信時間: 2015-05-27 13:52:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

経済力のグローバル化は、確かに中国の国際的な影響力の向上に一定の力を発揮した。しかし中国経済は数十年に渡り空前絶後の発展を実現したが、現在も依然として米国よりも遅れているという無視できない事実がある。さらに1人平均で計算すれば、中国は先進国の比ではない。それでは中国の影響力はなぜこれほど大きいのだろうか?

多くの発展途上国は長期的に先進国の援助を受けているが、依然として立ち遅れた状態だ。中国の発展と成果により、発展途上国は西側の発展方法と異なる要素を目にした。中国の発展途上国における影響力は、金だけの問題ではなく、貧困脱却の選択肢の問題だ。中国経済が現在の規模に発展する前に、中国は発展途上国から信頼を得ていたが、これと同じことだ。

日本は明治維新後に急速にアジアの強国になり、戦後の経済発展においても独特な経済発展の道を歩んだ。これを基礎とし、日本は発展途上国に巨額の援助を行った。改革開放以降、中国は資金や技術などの面で、日本から多くのことを学んだ。しかし日本の脱亜入欧と完全な西洋化により、日本の発展の経験は発展途上国において、西側諸国とまったく同じ枠組みを呈した。発展途上国は当然ながら、日本が資金と技術を提供し続けることを願っており、中国も日本がアジアのインフラ整備に巨額の資金を投じることを歓迎する。しかし日本の行為に、中国と影響力を争うという狙いがあるならば、それは空振りに終わるだろう。発展途上国の実需に則した独特な発展の経験こそが、中国の国際的な影響力が日増しに拡大している根本的な原因である。(筆者:李小雲 中国国際発展研究ネットワーク主席、中国農業大学人文・発展学院元院長)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月27日

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