海外メディアが沈没事故を報道、中国はオープンな態度で受け入れ

海外メディアが沈没事故を報道、中国はオープンな態度で受け入れ。

タグ: 東方之星 沈没事故 海外メディア

発信時間: 2015-06-04 15:45:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

458人の乗員を乗せた客船「東方之星」が竜巻によって長江で沈没してから、すでに2日が経過した。多くの国際メディアは「東方之星」の救助の過程を、文字および映像によって伝えた。「環球時報」が伝えた。

環球時報の記者は3日、北京で韓国の数人の友人と集まった。彼らは記者に会うと真っ先に、客船の救助状況について尋ねてきた。非常に厳しい状況であることを聞くと、彼らは顔に焦燥を浮かべた。彼らによると、韓国人はセウォル号の痛ましい記憶があるため、今回の中国の沈没事故を我が身のことのように感じているという。韓国の各大手メディアが、「東方之星」の救助の過程をリアルタイムで報じている。

韓国のみならず、東アジアの日本や欧米などの西側メディアは3日、多くの時間を使いこの救助状況を伝えた。かつて中国政府の情報を疑問視していた西側メディアは今回、新華社、人民網、CCTVなどの政府系メディアの報道内容をほぼそのまま伝えている。ロイター通信は、「周辺住民や一部の生存者が、事故発生時に天候が荒れていたことを証言した。船長と機関長は、すでに管理下に置かれている。船長によると、船は1−2分で転覆したという。初歩的な調査により、積載オーバーと救命胴衣の不足の可能性がなくなった」と報じた。

「老舗右翼メディア」と称されることの多い産経新聞は3日、「400人超なお不明 李首相、徹夜作業の捜索隊に檄飛ばす」と題した記事の中で、「風雨が強い状態が続く悪天候に加え、長江の速い流れと濁った水が視界を遮り、捜索は難航している」と伝えた。

環球時報の駐日記者はこの数日、日本メディアの報道に注意し続けている。中国が2日に救助活動を開始したころ、日本メディアは長江で本当に竜巻が生じるかなどを疑問視していた。一部メディアは船体の重心が高かったことが事故原因であることを実験によって証明してみせ、「人災」を疑った。3日午前、中国はAP通信、NHK、読売新聞などの海外メディア20数社に対し、沈没船の事故現場を取材のために公開した。「中国政府が情報を封鎖」と恨み言を漏らしていたTBSは同日午後6時半のニュースで、「中国政府が意外にも海外メディアに救助現場の取材を許可し、外国人記者のために船まで用意した」と報じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月4日

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