日本の女性消費者は、かつて国内経済が極めて低迷していた時に、必需品を買うために、やむなく自分が持っている高級ぜいたく品を売りに出していた。彼女らは最近、自分が保有するぜいたく品をふたたび売り始めた。ただし、今回は必需品を買うためではなく、より高級な商品を手に入れるためだ。経済が上向きつつある状況のもと、日本の消費マインド全体が、極めてポジティブな方向に向かっている。国際金融報が伝えた。
日本の内閣府は今月初め、今年第1四半期(1-3月)の国内総生産(GDP)成長率改定値を発表した。これによると、前期比成長率は、速報値の0.6%から1%に、年率は速報値2.4%から3.9%に、それぞれ引き上げられた。日本の経済学者はあまねく、「日本経済は『くもり』から『時々くもり』に変わり、消費税引き上げによって低迷状態からほぼ脱出、回復傾向が徐々に確実なものとなってきた」との見方を示している。
実のところ、経済回復という点から見ると、日本経済の「バロメータ」的存在である中古品市場には、すでに変化の兆しが表れている。日本最大の高級中古品デパートを展開する「コメ兵」 代表取締役社長の石原卓児氏は、「日本人の全体的な消費マインドは、ますますポジティブな方向に向かっている。中古ぜいたく品市場では、このようなマインドが極めて顕著に反映されている」とコメントした。