記者が「戦争が終結して70年が経つ。今回この大規模調査を行い、当時の負傷者と志望者のデータを集めることの目的と意義は何か。民族情緒を煽る可能性があるのか」と質問した。
これに対し李忠傑氏は、「これは歴史に対する責任であり、国民に対する責任であり、国際社会に対する責任である。我々の出発点はまず、これが歴史的大事件であり、中華民族の一大災難であるということだ。この歴史事件と災難に対し我々は無関心または曖昧なままではいられない。だから我々は記録に残すべきであり、歴史を保存しなければならない。数十年後、数百年後、あるいは千年後、中華民族のこのような歴史的事件を研究する際はこの調査書を見ればいい。それが我々の責任なのだ」と回答した。
同氏はまた、「当時の日本の侵略が作り出した犯罪や傷害に対し、今でも認めようとしない勢力が存在する。認めようとしないだけでなく、もじもじしてまともな謝罪さえしていない。そのため、事実を前提に話をしようということだ。何かを煽動したいわけではない。この調査書を読んだ人はみな、自然に自分の結論と判断を下すだろう。全体的に見ても、外交的に見ても、中国は平和的発展の道を一貫して歩んでいる。また当然ながら、日本と友好的な協力関係の進展を望んでいる。これは疑いようのない事実だ」と述べた。