さらに中国社会科学院近代史研究所の処長である王建朗氏は、抗戦時の損失数字が変更された理由について、「我々が現在出しているデータは1931年から始めたもの。一方、戦後の統計は8年間、つまり1937年から1945年にかけての損失である。我々の数字は1931年から1945年であり、調査期間の変化が要因である」と付け加えた。
「歴史は鏡であり、歴史の教訓は常に学ぶ必要がある。当時の侵略国が教訓から学ぶだけでなく、侵略された国にも学ぶべきことは多い。我々はいかに侵略戦争の発生を防ぐことができるのか。侵略国から見た場合、どうすれば同国が侵略しないようにできるのか。この意味で、学ぶべき教訓や経験が本当に多い。我々が戦争を記念するのは戦争を防ぐためだ。歴史に注目するのは未来のためであり、恨み続けるためではない」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月15日