東京大学教授の伊藤元重氏は、「2020年東京五輪・パラリンピック開幕前に、訪日外国人数を延べ2000万人にすることが目標だ。しかし現在の流れを見ると、今後どうなるかはまだ不明だ」と述べた。
観光業は日本経済における、数少ない見所となっている。日本経済は20年に渡り低迷しており、不確定性に満ちた緩慢な回復を始めたばかりだ。
外国人客は2014年に日本で約1038億元を消費し、2013年より43%増加した。 増加する訪日外国人の多くが中国人だ。中国は2010年に日本を抜き、世界2位の経済体になった。訪日中国人数は昨年延べ760万人ほどに達し、2011年の3倍弱になった。
領土・歴史問題により日中両国の関係が緊張化しているが、中国人客と金を湯水のように使う消費方法が、日本で重視されている。観光庁によると、訪日中国人は昨年、1人平均で1878ドルを消費した。この数値は2012年比で3割増加しており、世界一の消費額となった。一方で、米国人客の昨年の日本における消費額は、1人平均で1324ドルだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月29日