日本メディアによると、日本の菅義偉官房長官は10日の記者会見で、安倍晋三首相が8月14日に発表する戦後70年談話について、英語のほかに中国語と韓国語の訳文も発表することを検討していると明かした。「中国新聞網」が伝えた。
NHKによると、第二次世界大戦終結70周年にあたり、安倍首相は8月14日に首相談話を発表する。安倍首相は村山談話に盛り込まれた「おわび」や「侵略」などの一部の重要な文言を用いる意向を固めた。談話の文言は、近く正式に閣議決定されることになっている。
日本メディアは、安倍首相は今回の談話で日本の歴代内閣の歴史観を引き継ぎ、先の戦争に対する「痛切な反省」を示し、「不戦の誓い」を表明すると報道。安倍首相は与党官僚と話し合い、各方面に理解を求めたという。
談話の草案は、「村山談話」及び「小泉談話」での「痛切な反省」や「植民統治」などの重要な文言を引き継ぐほか、「おわび」や「侵略」なども盛り込むとした。
草案を見た日本の与党官僚は次々と肯定的な意見を示した。安倍首相は談話の最終調整に入っており、近く閣議決定されることになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月10日