相馬一成さん(71歳)と妻の相馬栄子さんはこの2ヶ月間、「731」陳列館でボランティアとして働いた。中国侵略日本軍731部隊の旧跡をあちこち回ってきた相馬さん夫妻は、731部隊の反人類的な暴行に対する認識をより深めた。「731部隊が中国にこれほど深刻な災難をもたらしたとは思わなかった。生体解剖・細菌実験などの暴行は、人類のモラルに反している」とする相馬さん。日本では731部隊があまり知られておらず、若者たちは日本を被害国だと思い込み、加害国でもあるという自覚はまったくない。相馬さんは、「微力でありながら、今回撮った写真を日本で公開し、もっと多くの日本人に731部隊の罪を知ってもらいたい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月11日