日本軍の慰安婦強制連行、新たな証拠が公開

日本軍の慰安婦強制連行、新たな証拠が公開。

タグ: 日本軍 慰安婦 黒竜江省

発信時間: 2015-08-12 13:25:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

黒竜江省档案館(公文書館)は11日、日本軍による慰安婦の強制性を裏付ける文書7件を公表し、広く注目を集めた。これらの罪証は、同館に保管されている日本の文書から見つかったもので、日本軍による慰安婦の強制性を証明する最新の揺るぎなき証拠となった。

これらの文書のうち6件は、1941年10月20日から1941年12月11日に作成された。3件は偽牡丹江省綏陽県綏陽国境警察隊綏芬河隊および寒葱河隊による、日本軍が現地に設置した慰安所の状況に対する「極秘」調査報告書で、3件は現地の国境警察隊の特務による慰安所設立の調査、現地の外食・娯楽産業の本件に対する反応をまとめたものとなっている。

同館の付傑氏は、「慰安婦は慰安所で、日本軍に性的なサービスを提供していた。日本軍の慰安所は主に4種類で、今回公開された文書には主に、軍隊が直接設置した固定的な慰安所、現地の日本人が運営した民間の慰安所の2つに関する内容が含まれる」と話した。

綏陽国境警察隊寒葱河隊が1941年12月11日に作成した「管轄区内の『日本軍専用朝鮮人料理店(慰安所)』の開設状況に関する報告」によると、日本軍専用料理店(慰安所)は12月9日に設置された。場所は綏陽県寒葱河区南天門第二六三二部隊の官舎内で、岩村憲繁と呼ばれる人物が経営していた。慰安所の女性の数は13人。

同館は1942年6月に東安憲兵分隊が作成した「状況報告」を公開した。この報告書は「軍事警察」を設置したことに何度も触れている。この軍事警察は主に「軍機保護」を担当し、軍内の特殊慰安所、軍人会館などの関係者の身分証明書の発給を厳格に管理し、「軍中特殊慰安施設」の関連事業の担当者を決めていた。

この報告書の65ページには、「特殊慰安所の施設については、軍の切実な需要を基礎とし、憲兵隊に管理を委ねており、積極的な監督指導により理想的な成果を手にしている。しかしこの接待はさまざまな弊害をもたらすため、1名の准尉を警戒・防犯に当たらせ、各種違法行為を重視する」と記されている。

同館の斉秀娟館長は、「鉄のように揺るぎない事実が証明している通り、日本の侵略者が非人道的な慰安婦制度を実施した罪を否定することはできない。これらの日本軍の慰安婦に関する文書の発見と公開は、日本軍が中国で慰安所を設置したという事実をさらに裏付け、慰安婦問題の研究に新たな史料を提供した」と指摘した。

斉館長は、「慰安婦制度は女性に対する蹂躙であり、日本軍の残酷な性質を十分に露呈している。これらの公開された文書・史料には専門的な目録がある。中国人のみならず、海外の組織や個人も申請を行い、許可を得てからこれらの一部の文書を使用できる」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月11日

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