異なる寛容の対象
ドキュメンタリーの後半には、日本社会の慰安婦問題を含む第二次大戦の歴史をめぐる係争が記録されている。街頭の市民の対立、靖国神社の外で血を流す負傷者などが含まれる。
後半では他にも、中年の日本人が万愛花さんの病床を訪れ、謝罪する場面が記録されている。ある日本人女性は不慣れな中国語で、「申し訳ありません。私たちの祖先があなたたちを苦しめました。謝罪に来るのが遅れました」と言った。ある男性は万愛花さんの手を握りながら泣き、言葉も出なかった。万愛花さんも、「起きることができず、すみません」、「あなたたちの間違いではありません」と言った。
東京で開かれた国際応援会では、元日本兵が訪日した劉面換さんに直接謝罪した。劉面換さんも穏やかに、「分かりました、間違いを知り良かったです」と述べた。これは黄土高原出身の中国の元慰安婦が、非常に寛容であることを示している。しかし中国共産党員の万愛花さんは臨終の際にも、「私は幽霊になっても、日本政府にまとわりつき謝罪と賠償をさせてやる」とつぶやいていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月22日
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