安倍政権が大らかに、率直に招待を受け入れることに期待できないわけである。彼らは多くのことを想定し、複雑に考え、中国人も追いつけないほどだ。中国は日本と付き合う際に、常に細かい計算をする彼らに対する包容力が必要だ。
我々は安倍首相が招待を断ったからといって憤る必要はない。本件を通じ安倍政権に対する理解を促進できれば、今後の中日関係のさまざまな反応をより正確に予測できるようになる。客観的に見れば、安倍首相の欠席により中日関係は画期的な和解のチャンスを失うが、これが両国関係のさらなる悪化の理由になることもない。
今日の日本は、70年前の日本とは異なる。これは中日関係のパワーバランスのことだ。今年の記念活動は中日の恨み合いにピリオドを打つため実施されるのではなく、多くの人や勢力を驚かせるためでもない。中国を本当に理解しようという意向があれば、中国の閲兵式の目的を容易に知ることができるだろう。敏感な感情に任せて中国の閲兵式について勝手な憶測をする人に対しては、本当になんと説明すべきか分からない。それならば食い違いを残しておけばよい。どのみち関連する話題が大きな損失をもたらすことはないのだから。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月25日