日本は2015年1−8月に、宇宙事業の数々の世界初を記録した。これは日本政府が策定した、「宇宙基本計画」の賜物だ。日本政府は2025年度までに、宇宙関連設備の事業規模を現在の3000億円から約5兆円に拡大すると発表した。日本の2015年以降の、宇宙事業の模索の驚異的な進歩を振り返っていこう。
食品、水、実験装置を搭載した日本の無人補給機「こうのとり」5号機は8月24日、5日間の飛行を経て、高度400キロの国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。2014年に始まるISSの補給活動は、米国とロシアの失敗後、ついに「こうのとり」によって実現された。日本人が宇宙船と宇宙ステーションのドッキングに成功したのはこれが初めてだ。